『砂時計』第3号作品紹介まとめ①
こんにちは! 編集長の音無です。
Twitterの方で第3号の作品紹介を進めていますので、ブログでも紹介していきます!
①安藤涼香「延長線」
久しぶりの連作です。慣れ親しんだキャンパスで何年もお世話になっている先生の講義を受けていると、学生ホールで一緒に昼食を取っていた友人たちのことを思い出します。
②宮川連「コロネの上にハッピーパウダー」
コロネとコロナは音が似ているし、語感はかわいいと思うんですよね。 そんな連作です。
③宮川連「#丁寧な暮らし」
TwitterやInstagramの#丁寧な暮らしを見たらなんかまぶしくて、自分の生活を見直しますよね。 そんな連作にはならなかったです
④桐崎鶉「ないないしない」
ない/しないづくしの生活でも、言葉にすれば作品になる、はず。電気がつかなくても、スーパーから出られなくても、残念ながら暮らしは続く。作者の無為で無気力な日々を、連作短歌で振り返ります。
⑤音無早矢「眠くないもん」抄
大人でも鬼ごっことかするんですか? それともやっぱしないんですか?
⑥音無早矢「寒いってば」抄
本棚の景色が変わる 春めいて日にさらされてゆくアンカット
⑦音無早矢「先生」抄
街も人も見えてくるもの全部派手 本当に大人になればわかるの?
虫かごのなかで生きてるクワガタの雑な交尾を見せられている
⑧音無早矢「等しい距離で居続ける嘘」抄
くだらない話をしているときの顔木村拓哉に似ていてウケる
アメリカのホームドラマのようなハグ意外とあっけなくて笑った
(⑥~⑧ 音無抄出)
『砂時計』第3号では8編の連作が掲載されています。
第3号では、ゲスト評者として高城顔面さんが4名の作品を独特な語り口調で批評してくださっています。フルバージョンはぜひ、本誌を手に取ってお楽しみください!
(音無)